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沖縄の宮古島で、カウンセラーをしながら童話を書いています。くもり時々雨のち晴れの心模様をつづっています。
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胸にしこりが?!
2010年05月06日 (木) | 編集 |
 じつはここ数日、せっかくのゴールデンウィークなのに、気分が晴れず重たい気持ちを抱えていた。
 というのは、4月末、スクールカウンセラーとして2度目の石垣訪問をした際、宿泊先でふと、右胸に違和感を感じたからだ。違和感というのは、いわゆる「しこり」という感じのもの。最初のうちは、その硬い部分にはっきりと触ることができず、気のせいか?と思ってみたりもした。けれどそのうち、ちゃんと触ることができるようになり、胸全体もなんだかピリピリと痛んでいるような感じがしてきた。
 GWの合間の平日に、市の保健センターに電話をした。担当はよく知っている人だった。乳がんの検診や診察について、どこへ行けばよいかなどを教えてもらった。
 しかし、市の総合病院にある乳腺外来は早くても5月10日の月曜でなければやっていない。約10日間が、やたらと長く感じた。
 ネットでいろいろ調べた。いろいろなことを考えた。身近に乳がんになった人が3人いるので、彼女たちのたどった道も想像してみた。乳がんは、早期治療で治るとはいえ、やはり命に直結した病気。どんなに大変だっただろう。そしてみんな、本当にえらかったなぁと、つくづく思った。
 いつもは、夫に話すことは息子にもたいてい話す私だが、この胸のしこりについては、夫だけに話した。
 GWが終わった今日、息子は学校へ。夫は会社へ。私は病院へ行くことにした。夕べ、いろいろ考えた結果、乳腺外来のやっている月曜日まで待つより、まずは、エコー検査だけでもしてくれる病院に行こうと決めた。乳がんは婦人科ではなく、外科が専門だと聞いていたので、外科も内科も看板に掲げていて、いろんな分野を幅広く経験していて、体全体のことを診てくれる医師が、私の心に浮かんでいた。
 女性の看護士さんに、症状を説明するうちに、だんだん気持ちがしぼんでくるのを感じた。ただ、その看護士さんが以前にも診てもらった際、とても気持ちの通じ合う方だったので、それが何よりの救いだった。
 私が選んだ先生に間違いはなかった。とても手馴れた手つきで、軽くタッピングするようにリズミカルに胸全体を触診し、エコーでしこり部分を診た。
「う~ん、これは乳腺が炎症を起こしていますね。」
「ということは、先生、ガンではないんですか。」
「ガンの可能性は、きわめて低いですね。」
 そして、乳がんの場合、エコーでどのように見えるか、今見えているのは、どういう状態なのかを説明してくれた。
「そうですか。」
 薬をもらって車に乗って、夫に電話で報告。
 運転しながら、やっと安堵の涙が出てきた。でもそれは、複雑な涙だった。乳がんになった友だちや身近な人たちのことを思うと、手放しでやったー!うれしい!と笑える気持ちにはならなかった。
 今、乳がんにならなかったということは、今の私には、別の使命があるのだろうと受け止めた。
 そしてまたこれは、カウンセラーになるための洗礼だったかもしれない、とも思った。
 じつは、私の胸が痛み出したのは、息子のことで悩んでいる母親を立て続けにカウンセリングをした後だった。
 今回、乳腺炎と診断された胸は、息子に授乳中も乳腺炎になり、ひどく痛めて切開をした跡が残っている右側だった。母親としての苦しみに共鳴しすぎてしまったのではないだろうか。まあ、もちろん、それだけでなく、ここ数ヶ月の生活の変化やプレッシャー、ストレスが大きかったとは思うのだが。
 でも、どちらにせよ、心と体は密接につながっているんだなぁということを、自分の身をもって感じたのだった。
 人の痛みをしっかり聴いて受け止めながらも、上手に流せるようにならなければ、カウンセラーとしてはやっていけないなぁ。 
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コメント
この記事へのコメント
お気持ちお察しします
 寿命が縮む思いだったことでしょう。

 私も昔、肝臓に腫瘍があるらしいことをカルテでみつけてしまい、冷や汗たらたら――自分の死後のことを考えて身辺整理までやったことがあります。
 結局血管腫(良性腫瘍で治療の必要なし)だったんです。

 しばらくは自分ひとりで悩んでいて、見も細る現実(思いではなく)でえらい痩せました。

 そのときの衝撃を覚えておりますので、じゅんこさんのお気持ちは察して余りあるような気持ちで記事を読ませていただきました。

 そして「ホッ」としました。

 神様は次々に試練を与えますね~。
 ――というより、我々を試してきますね~。

 乳がんは隠せないので医師は100%告知します。間違いなく違います。

 こういうエピソードにも真っ向から立ち向かい、乗り越えていかれるじゅんこさんの強い意志に敬服しました。

 疑いが晴れて本当に良かったですね、我がことのように嬉しく感じました。
2010/05/06(Thu) 22:17 | URL  | はなぷり #vp6YMebs[ 編集]
乳がんでなさそうでよかったね。

友達のことを考えて複雑な気持ちと書かれていますが、
そんなとき友達のことなんて考えなくていいんですよ。
使命とかも、ごちゃごちゃ考えなくていいんですよ。

自分が助かったと素直に喜んでください。

母親の面接が終わって胸の痛みを感じたということは、
あなたにはカウンセラーの資質が備わっているということです。

ただ、その痛みは、実は面接中にもすでにあったはずなんです。
面接中、自分の身体に気がつけていなかったのは、
これからのあなたの課題です。

例えば、面接中に自分の身体の痛みに気がつくと、
それは相談者の痛みでもあるわけです。
そして自分の痛みと一緒に居ることで、
相談者はこんな苦悩と一緒にいるのだと分かります。

カウンセラーがこのような状態にいることができれば、
相談者に対する言葉や視線は、自然と相談者をサポートする柔らかな態度になります。
これが共感であり、受容です。

不思議なことに、カウンセラーがこのような状態にいると、
それが相談者に伝わり、相談者も落ち着いてきて、
今度は、それが相談者からカウンセラーにフィードバックされます。カウンセラーも楽になってきます。

辛い話をしているわけですが、
お互いがお互いを癒す関係に入っていきます。
共感、受容は一方向ではなく、双方向で起こってこなければ意味がないのです。

カウンセリング中に身体にフォーカスする利点は、
こういう関係が作れることです。
お互いに無言のフィードバックをし合う関係を作ることができれば、
カウンセラーが相談中に痛みを感じたとしても、
その痛みは相談中に軽減していきます。
それは、相談者の苦悩の軽減ということでもあるわけです。

ですから、別に上手に流すなんて考えなくても
いいんですね。
2010/05/08(Sat) 11:11 | URL  | しーちゃん #-[ 編集]
はなぷりさん、ありがとうございます。
ほんとに、はなぷりさんのコメントには感謝感激です。うれしかったです。

はなぷりさんにも、そのようなことがあったのですねぇ。
私も、自分の生命保険を確認しました。
ただ、私の場合は、身は細らず、逆に体重増加中です。たぶん、ホルモンのバランスがよくないのでしょう。

体の声には、ますます耳を傾けていかなければと思う年頃なんですね。
2010/05/10(Mon) 07:40 | URL  | じゅんちゃん #3jISyIMY[ 編集]
しーちゃん、ありがとうございます。

素直に喜ぶことにします。友だちにも、同じようなことを言われました。

それから、カウンセリング中にカウンセラーが自分の体にフォーカスするということ、なるほど~と思いました。

思い返せば、カウンセリング中は、気持ちを感じようとするだけで、体の変化には無頓着でした。それで、2日間のカウンセリングが終わった後、お腹まで痛いことに、終了してから気がついたのです。
正直、お腹も痛いし、胸もヘンだし、ああ、自分はカウンセラーには向かない体質なのか?と思ったりもしました。

しーちゃんのコメントを読んで、自分だけで「流す」ということではなく、クライエントと「循環する」というイメージを思い浮かべました。

カウンセラーというのは、自分の生身の心体を使う仕事なんですね(と改めて感じました)。
2010/05/10(Mon) 08:57 | URL  | じゅんちゃん #3jISyIMY[ 編集]
安心しました
しこりが良性のものでよかったです!本当に・・・

私の家族はガン系で母も乳がんをやりました。
リンパ腺まで転移していて方胸を根こそぎ取り、
抗がん剤で髪の毛はすべて落ち、辛い日々でした。
その5年後に胸骨にガンが出来て、ガン専門の病院でも
治療は無理といわれ、全身にガンが広がり、苦しんで亡くなりました。ガンはいやですね。

私もしこりがいくつかあるようなので、診てもらわなくては・・・と思っても勇気がなくて行けません。

じゅんこさん(komorebiさん)はカウンセラーとしての心構え?をご自分が辛い時にも考えて、素晴らしいと思いました。大好きですv-238
2010/05/12(Wed) 22:23 | URL  | セナ #EBUSheBA[ 編集]
ありがとう!
セナさん、お久しぶりです。

心配してくれて、ありがとう。

けっこう身近なところに、乳がんの方はいらっしゃるもんですよね。
自分がそういう体験をしてみて初めて、人に話したら、「じつは自分もしこりがあって、病院に行った。乳がんではなかった」という人が、また身近にいました。

しこりが必ずしもガンというわけではないですし、どちらにせよ、早めに行かれたほうがいいと思います。

セナさんからの久しぶりのコメント、うれしかったで~す!
体、大事にしてくださいね。
2010/05/13(Thu) 21:17 | URL  | こもれび #3jISyIMY[ 編集]
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